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アメリカザリガニ (Red Swamp Crayfish)

Procambarus clarkii

アメリカザリガニ (Red Swamp Crayfish)

<オス 10.0cm> カゴ 2005.10.18. 島根県/松江市/西川津町

分布:アメリカ合衆国、メキシコ、日本(移入)、中国(移入)、西ヨーロッパ(移入)、イギリス(移入)、エジプト(移入)、南アフリカ(移入)、ザンビア(移入)、ジンバブエ(移入)、ケニア(移入)、ウガンダ(移入)、ブラジル(移入) <水深の浅く流れの緩い泥底 淡水域>
地方名:ざりがに(全国)

筆者が子供だった昭和の時代、男の子はみんな一度はアメリカザリガニを飼った事があると思う。
こんなところに水生生物が住めるのかという様な、ヘドロのたまっているようなドブ川にも生息することができるたくましい生物だ。
ご存じの方も多いと思うが、本種はアメリカの南部原産の外来種。食用として持ち込まれたウシガエルの餌として日本へ持ち込まれている。今では日本全国でみられるアメリカザリガニだが、その始まりは1927年に神奈川県のウシガエル養殖場へ持ち込まれたたった20匹だ。
アメリカザリガニは汚い水でも生息する事ができ、またメスは卵から産まれた子供を一定期間尾部でかくまって保育する。このような生態のおかげか、日本以外の国でも増え続けている。
日本在来の生態系を壊す原因として、日本生態学会の侵略的外来種ワースト100、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律によって要注意外来生物に指定されている。

アメリカザリガニの鉗脚

<オス 10.0cm> カゴ 2005.10.18. 島根県/松江市/西川津町 

■アメリカザリガニの鉗脚

アメリカザリガニの鉗脚。
ハサミは大きく力が強い。子供の頃、挟まれて泣いたことのある人も多いのではないだろうか。

アメリカザリガニの鉗脚

<オス 10.0cm> カゴ 2005.10.18. 島根県/松江市/西川津町 

■アメリカザリガニの鉗脚

アメリカザリガニの鉗脚の内側。
外側は暗い赤色に鮮やかな赤の顆粒がみられるのに対し、内側は一様に鮮やかな赤をしている。

アメリカザリガニのメス

<メス 11.0cm> カゴ 2005.10.18. 島根県/松江市/西川津町 

■アメリカザリガニのメス

アメリカザリガニのメス。
オスに比べると鉗脚(ハサミ)は小ぶり。

アメリカザリガニメスの頭胸部

<メス 11.0cm> カゴ 2005.10.18. 島根県/松江市/西川津町 

■アメリカザリガニメスの頭胸部

アメリカザリガニメスの頭胸部。

アメリカザリガニメスの腹面

<メス 11.0cm> カゴ 2005.10.18. 島根県/松江市/西川津町 

■アメリカザリガニメスの腹面

アメリカザリガニメスの腹面。

アメリカザリガニオスの尾部

<オス 10.0cm> カゴ 2005.10.18. 島根県/松江市/西川津町 

■アメリカザリガニオスの尾部

アメリカザリガニのオスとメスを見分けるときは尾部の内側をみるとよい。
卵を抱き孵化後の稚エビを保護する必要があるメスは腹肢が大きい。一方オスは卵を抱く必要がないので腹肢が発達していない。

アメリカザリガニメスの尾部

<メス 11.0cm> カゴ 2005.10.18. 島根県/松江市/西川津町 

■アメリカザリガニメスの尾部

アメリカザリガニのオスとメスを見分けるときは尾部の内側をみるとよい。
卵を抱き孵化後の稚エビを保護する必要があるメスは腹肢が大きい。一方オスは卵を抱く必要がないので腹肢が発達していない。

稚エビを保育するアメリカザリガニのメス

<メス 10.5cm> 手網 2007.8.23. 島根県/松江市/玉湯町 

■稚エビを保育するアメリカザリガニのメス

アメリカザリガニは甲殻類では珍しく、孵化した稚エビを保育する。
発達した腹肢にわが子をつかまらせ、どこへ行くにも一緒だ。このような行動が世界中で爆発的に増えた要因のひとつだと思われる。

母親に保育されるアメリカザリガニの稚エビ

<メス 10.5cm> 手網 2007.8.23. 島根県/松江市/玉湯町 

■母親に保育されるアメリカザリガニの稚エビ

母親の腹肢にしがみついて保育されている稚エビ。
尾部からはみ出しているほどその数が多い。

慌てて母親の元へ戻るアメリカザリガニの稚エビ

<メス 10.5cm> 手網 2007.8.23. 島根県/松江市/玉湯町 

■慌てて母親の元へ戻るアメリカザリガニの稚エビ

母親から離れてしまい、慌てて母親の元へ戻る稚エビ。母親が抱くのではなく、稚エビが母親の尾部にくっついているので、こういったはぐれ稚エビは多いだろう。
小さいのに母親の元に戻らないといけないという事を本能で知っている。

慌てて母親の元へ戻るアメリカザリガニの稚エビ

<メス 10.5cm> 手網 2007.8.23. 島根県/松江市/玉湯町 

■母親に保育されるアメリカザリガニの稚エビ

稚エビを保育しているアメリカザリガニのメスをひっくり返すとものすごい数の稚エビがくっついていた。
メスの腹肢が長いのは稚エビにつかまらせて保育するため。

アメリカザリガニの稚エビ

<稚エビ 0.8cm> 手網 2007.8.23. 島根県/松江市/玉湯町 

■アメリカザリガニの稚エビ

稚エビを保育しているアメリカザリガニのメスをひっくり返すとものすごい数の稚エビがくっついていた。
メスの腹肢が長いのは稚エビにつかまらせて保育するため。

アメリカザリガニの巣

2016.10.9. 島根県/出雲市/園町/宍道湖グリーンパーク 

■アメリカザリガニの巣

アメリカザリガニは岸近くの斜面に穴を掘って巣を作る。

アメリカザリガニの争い

2016.10.9. 島根県/出雲市/園町/宍道湖グリーンパーク 

■アメリカザリガニの争い

巣の入口にいるアメリカザリガニを観察していると、別の個体が通りかかった。
すると巣の入口の個体は怒って襲いかかった。身体が大きな巣の主には勝てないと、通りかかった個体は退散していった。

水の上にいたアメリカザリガニ

2016.10.9. 島根県/出雲市/園町/宍道湖グリーンパーク 

■水の上にいたアメリカザリガニ

水の中にいるとばかり思っていたが、水の上に出てくるアメリカザリガニもいるようだ。

威嚇するアメリカザリガニ

2016.10.9. 島根県/出雲市/園町/宍道湖グリーンパーク 

■威嚇するアメリカザリガニ

鉗脚をめいっぱい振り上げ、威嚇するアメリカザリガニ。
動きはそれほど俊敏でないので気を付けていればどうってことないが、挟まれるとかなり痛い。

捕食されたアメリカザリガニの残骸

2010.9.19. アメリカ合衆国/テキサス州/ニードヴィル/ブラゾスベンド州立公園 

■捕食されたアメリカザリガニの残骸

アメリカザリガニの原産地であるアメリカ南部では様々な生き物が本種を餌としている。
写真はミノゴイに捕食されたアメリカザリガニの残骸。鉗脚(ハサミ)は食べないため、採餌場では無数の鉗脚が転がる。

捕食されたアメリカザリガニの残骸

2010.9.19. アメリカ合衆国/テキサス州/ニードヴィル/ブラゾスベンド州立公園 

■捕食されたアメリカザリガニの残骸

アメリカザリガニの原産地であるアメリカ南部では様々な生き物が本種を餌としている。
写真はミノゴイに食べられたアメリカザリガニの残骸。

共食いをするアメリカザリガニ

<飼育個体> 2016.7.1. 島根県/出雲市/宍道湖自然館ゴビウス 

■共食いをするアメリカザリガニ

アメリカザリガニは共食いをすることがよくある。
写真は水族館のタッチプールで展示されていたアメリカザリガニ。鉗脚の大きさからオスがメスを食べているところだと思われる。


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