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メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス (Metopograpsus quadridentatus)

Metopograpsus quadridentatus

メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス (Metopograpsus quadridentatus)

2016.6.25. 香港/元朗区/下白泥

分布:香港、中国(広東省、福建省、浙江省、山東省)、シンガポール、マレーシア、インドネシア、パプアニューギニア <砂泥底、礫や石の下や隙間 汽水~海水域>
地方名:四齿大额蟹(中国)

本種に初めて出会ったのは香港の下白泥という干潟にて。紫色の鉗脚と緑色の甲が特徴的なので簡単に同定できるだろうと思っていたが、香港に生息するハシリイソガニ属のカニは香港に2種生息しているようだ。しかもその両方とも紫色の鉗脚を持っている。
それが言い訳でもあるのだが、このページに掲載されている個体たちは最初同属のパープルクラインバークラブだとしていた。
本種は標準和名もコモンネームも調べる事ができなかったので、学名で呼ぶしかない。メトポグラプサス・クアドリデンタトゥスはちょっと覚えにくいが仕方がない・・・
筆者が今までみた範囲では、本種は砂泥底の上に礫や岩があるような場所で隙間に隠れるようにしている。
危険を感じるとすぐに石の影に隠れ、出てこない。捕まえようとするとなかなか捕まえられない手ごわい相手だ。
*本種の同定にはS・Tさんにお世話になりました。ありがとうございます。

石の上のメトポグラプサス・クアドリデンタトゥス

2016.6.25. 香港/元朗区/下白泥 

■石の上のメトポグラプサス・クアドリデンタトゥス

マングローブ林の砂泥底、石が転がるような場所でメトポグラプサス・クアドリデンタトゥスをみた。
撮影した下白泥は10m移動すると底の粒子の大きさが変わるくらい複雑な環境で、多数の生物が生息していた。

メトポグラプサス・クアドリデンタトゥスの鉗脚

2016.6.25. 香港/元朗区/下白泥 

■メトポグラプサス・クアドリデンタトゥスの鉗脚

2匹のメトポグラプサス・クアドリデンタトゥスが喧嘩をしていた。人間的にみると大きい個体が小さい個体をいじめているようだ。
鉗脚は美しい赤紫色。

喧嘩をするメトポグラプサス・クアドリデンタトゥス

2016.6.25. 香港/元朗区/下白泥 

■喧嘩をするメトポグラプサス・クアドリデンタトゥス

そうとうエキサイトしているのか、近づいても一向に喧嘩をやめようとしない。

メトポグラプサス・クアドリデンタトゥスが生息する環境

2016.9.12. 香港/大嶼島/東涌/東涌灣 

■メトポグラプサス・クアドリデンタトゥスが生息する環境

メトポグラプサス・クアドリデンタトゥスが生息する香港の東涌灣。 ここではシオマネキ属のカニやカブトガニマルオカブトガニなどがみられる。
それぞれの種は底質の粒度の差など、微妙な環境の変化で住み分けをしている。
メトポグラプサス・クアドリデンタトゥスは砂泥底で石が転がるような場所でみられる。


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