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ウシエビ (Black Tiger Prawn)

Penaeus monodon

ウシエビ (Black Tiger Prawn)

<若エビ 7.5cm>  水質系に付着 2008.10.2. 島根県/出雲市/湖陵町/差海川

分布:日本(東京湾以南の太平洋岸、瀬戸内海、九州)、台湾、中国(南部)、フィリピン、オーストラリア(東岸)、インドネシア、マレーシア、タイ、インド、パキスタン、スワジランド <内湾・内海 汽水~海水域>
地方名:ぶらっくたいがー(全国)

本種は最も有名なエビのひとつでかつ、ほとんど知られていないというちょっと特殊なエビだ。
英名はBlack Tiger Prawn(ブラックタイガープラウン)。そう、お分かりだろう。スーパーなどで見かけるブラックタイガーと呼ばれるエビは本種のことなのだ。
一方、和名のウシエビを知っている人はほとんどいないだろう。本種はクルマエビ科の中では最大の種であり、体長は30cmを超える。その大きさが和名の由来だ。
また、消費者が手にするブラックタイガーはほとんどが頭を落としてある状態なので、どんな姿のエビなのかを知っている人もまたほとんどいないと思う。
本種はクルマエビ科のエビ。高価なクルマエビの代用として東南アジアで養殖された本種が日本へ輸入されている。
沖縄へ旅行へ行ったときに地元産の本種の塩焼を食べたが、メニューには「ウシエビの塩焼」と書かれていた。きっとブラックタイガーと書くと輸入物という印象に変わってしまうからだろう。
海外のエビという印象が強いが、日本にも生息している。
写真の個体は島根県の差海川で測定中の水質計をメンテナンスするために引き上げたところ、一緒に獲れてしまった。川といっても汽水湖である神西湖と日本海をつなぐ川で、塩分は海水の2/3程度。
成エビはまだ見たことがないが、きっと島根県の海にも生息しているのだと思う。

ウシエビの触角

<若エビ 7.5cm>  水質系に付着 2008.10.2. 島根県/出雲市/湖陵町/差海川 

■ウシエビの触角

ウシエビの触覚はとても長く、濃色と薄色の縞模様がみられる。
縞模様は触角の根元に近づくにつれ間隔が狭くなる。

ウシエビの額角

<若エビ 7.5cm>  水質系に付着 2008.10.2. 島根県/出雲市/湖陵町/差海川 

■ウシエビの額角

ウシエビの額角。

背面から見たウシエビ

<若エビ 7.5cm>  水質系に付着 2008.10.2. 島根県/出雲市/湖陵町/差海川 

■背面から見たウシエビ

背面から見たウシエビ。

ウシエビの腹肢

<若エビ 7.5cm>  水質系に付着 2008.10.2. 島根県/出雲市/湖陵町/差海川 

■ウシエビの腹肢

ウシエビの腹肢。
青と黄色の組み合わせが美しい。

ウシエビの尾部

<若エビ 7.5cm>  水質系に付着 2008.10.2. 島根県/出雲市/湖陵町/差海川 

■ウシエビの尾部

ウシエビの尾部。

中国の海鮮レストランでみたウシエビ

2016.10.14. 中華人民共和国/広東省/汕尾市/海豊県 

■中国の海鮮レストランでみたウシエビ

中国広東省の海鮮レストランでみたウシエビ。

ミャンマーで養殖されたウシエビ

<養殖個体> 2017.1.21. ミャンマー産 

■ミャンマーで養殖されたウシエビ

日本のスーパーで販売されていたミャンマーで養殖されたウシエビ。
想像以上に体色が青っぽいので驚いた。

ウシエビのむき身

<養殖個体> 2017.1.21. ミャンマー産 

■ウシエビのむき身

上の写真のウシエビの殻を剥いだもの。
身にも青い色が残っていて、ちょっと食欲がわかない。

ウシエビのむき身

<養殖個体> 2017.1.21. ミャンマー産 

■ウシエビのむき身

ウシエビのむき身。
濃い青と黄色の縞模様が残っている。

加熱したウシエビ

<養殖個体> 2017.1.21. ミャンマー産 

■加熱したウシエビ

上の写真のウシエビをパエリアに入れてみた。
加熱されると青かった体色が綺麗な赤に変わり、見慣れたエビの姿となる。


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