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クマエビ (Green Tiger Prawn)

Penaeus semisulcatus

クマエビ (Green Tiger Prawn)

<11.0cm> マス網 2005.9.9. 島根県/松江市/美保関町/境水道

分布:日本(千葉県・鳥取県以南)、韓国、台湾、中国、フィリピン、インドネシア、オーストラリア(東岸)、タイ、マレーシア、インド、パキスタン、ミャンマー、モーリシャス、エジプト、イスラエル、レバノン <沿岸の泥底 汽水~海水域>

クマエビはクルマエビ科に属する大型のエビ。体色は褐色で、赤い歩脚や腹肢がとても美しい。
英名はGreen Tiger Prawn(グリーンタイガープラウン)。日本語ではエビを表す単語はエビだけだが、英語ではクルマエビ科に属する大型のエビをPrawn(プラウン)、小さいエビをShrimp(シュリンプ)と呼ぶ。海外のレストランでPrawnという単語をみつけたらエビの料理だと思って間違いないだろう。
島根県と鳥取県の県境にある境水道ではごくわずかだがクルマエビヨシエビ、クマエビの3種のクルマエビ科のエビが生息している。
本種の味はとてもよい。一度茹でエビをクルマエビと食べ比べしたことがあるが、ほとんど違いは感じられなかった。プリッとした歯ごたえに、ほのかな甘味、まさに絶品だ。

クマエビの触角

<11.0cm> マス網 2005.9.9. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■クマエビの触角

クマエビの触角は濃色と白の縞模様でとても長い。根元に近いほど縞の間隔が狭いようだ。

クマエビの額角

<11.0cm> マス網 2005.9.9. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■クマエビの額角

クマエビの額角。

クマエビの腹肢

<11.0cm> マス網 2005.9.9. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■クマエビの腹肢

クマエビの腹肢は赤いのが特徴。
多くのエビ・カニ類は産んだ卵を腹部で保護するが、クルマエビ科のエビは腹部に抱える事なく抱卵する。
そのため腹肢は卵を抱えるような作りになっていない。

背面から見たクマエビ

<11.0cm> マス網 2005.9.9. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■背面から見たクマエビ

背面から見たクマエビ。

クマエビの尾部

<11.0cm> マス網 2005.9.9. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■クマエビの尾部

尾部は赤い毛で縁どられている。

大型のクマエビ

<18.5cm> 刺し網 2005.11.14. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■大型のクマエビ

大型のクマエビ。
体色はボケたような感じで、腹肢の赤色が際立っている。

背面から見たクマエビ

<18.5cm> 刺し網 2005.11.14. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■背面から見たクマエビ

背面から見たクマエビ。
腹肢、尾部の毛がとても赤く、背面からでもよく目立っている。

クマエビの尾部

<18.5cm> 刺し網 2005.11.14. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■クマエビの尾部

クマエビの尾部。
後縁はまるでアイシャドーの様にうっすらと青みがかり、真っ赤な毛が生えている。とても美しい。

クマエビの腹肢

<18.5cm> 刺し網 2005.11.14. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■クマエビの腹肢

このエビの特徴である赤い脚。
大型個体の腹肢は特に美しいようだ。

境水道で漁獲されたクマエビ

マス網 2005.9.9. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■境水道で漁獲されたクマエビ

マス網という、小型定置網で漁獲されたクマエビ。
クルマエビとクマエビは同じ様な環境に生息しているのか、同じ網にクルマエビが入る事もある。


写真提供

宍道湖と中海の魚たち
P144

 

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