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シマイシガニ (Crucifix Crab)

Charybdis feriata

シマイシガニ (Crucifix Crab)

<甲幅16.0cm・700g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産

分布:日本(相模湾以南)、中国、東南アジア、オーストラリア、インド洋、タンザニア、マダガスカル
地方名:とらがに(静岡県、大分県、宮崎県)

シマイシガニはワタリガニ科イシガニ属に属するカニ。非常に美味という事で知られる。
日本ではあまり知られておらず、産地で密かに流通している程度だが、香港や中国広東省ではワタリガニ科のカニの中でも最も珍重されている。
前からずっと撮影したいと思っていたカニだが、ついに宮崎県産のシマイシガニを取り寄せるチャンスがやってきた。1パイ700g。重量で聞いてもいまいちピンと来ないが、実際に来たものをみるとその大きさに驚いた。 甲長は16cm。甲が横長ではなくハート型をしているため、16cmというとものすごい大きさだ。
本種の英名は Crucifix Crab(十字架のカニ)。図鑑などではキリスト教徒は食べないと書いてある。実際に海外のインターネットを調べてみると、カトリックニュースにインドのゴアに本種に似た十字架模様を持つカニがいるらしいが、現地の人はその昔、宣教師のフランシスコ・ザビエルから祝福を受けたカニの子孫であると信じているようだ。
写真の個体と600gの個体2匹を塩ゆでにして食べたが、身は上品であっさりしていて、プリプリ感が最高であった。評判通りの美味しさ。

シマイシガニの十字架

<甲幅16.0cm・700g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■シマイシガニの十字架

シマイシガニの甲に浮かび上がる十字架。
縦横の長さ、交わる位置といい、キリスト教徒の十字架に非常によく似ている。

シマイシガニオスの腹面

<甲幅16.0cm・700g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■シマイシガニオスの腹面

シマイシガニの腹面には模様が全くなく真っ白だ。
通称ふんどしと呼ばれる腹部は細長い形をしているのがオスの特徴。

シマイシガニの鉗脚外側

<甲幅16.0cm・700g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■シマイシガニの鉗脚外側

シマイシガニの鉗脚の外側。
内側と模様が異なる。

シマイシガニの鉗脚内側

<甲幅16.0cm・700g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■シマイシガニの鉗脚内側

シマイシガニの鉗脚の内側。
内側と模様が異なり、まだら模様になっている。

シマイシガニの遊泳脚

<甲幅16.0cm・700g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■シマイシガニの遊泳脚

シマイシガニの遊泳脚。
5番目の脚は平たくオール状になっていて、これを使って泳ぐ事ができる。

シマイシガニの顔

<甲幅16.0cm・700g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■シマイシガニの顔

シマイシガニの顔。
甲表には毛や凹凸がなく、つるっとしている。

シマイシガニ

<甲幅14.0cm・600g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■シマイシガニ

シマイシガニ。質重量は600gとメイン写真の個体より若い。
色がより白く美しい模様をしている。

シマイシガニの十字架

<甲幅14.0cm・600g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■シマイシガニの十字架

シマイシガニの甲に浮かび上がる十字架。
インドのゴアのキリスト教徒は、十字架模様を持ったカニをフランシスコ・ザビエルから祝福を受けたカニの子孫であると信じているらしい。

シマイシガニオスの腹面

<甲幅14.0cm・600g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■シマイシガニオスの腹面

シマイシガニの腹面には模様が全くなく真っ白だ。
通称ふんどしと呼ばれる腹部は細長い形をしているのがオスの特徴。

700gのシマイシガニ

<甲幅16.0cm・700g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■700gのシマイシガニ

700gのシマイシガニ。
普段目にするワタリガニ科にここまで大きいものはいなかったのでその迫力に驚いた。

塩茹でされたシマイシガニ

<甲幅16.0cm・700g・オス> 購入 2016.7.15. 宮崎県/延岡市産 

■塩茹でされたシマイシガニ

塩茹でされたシマイシガニ。
シマイシガニは加熱されると美しい赤色になる。
中国や香港では本種の事を「紅蟹」と呼ぶ。

広東省のレストランでみられたシマイシガニ

2016.8.17. 中華人民共和国/広東省/汕尾市/海豊県 

■広東省のレストランでみられたシマイシガニ

広東省のレストランでみられたシマイシガニ。
左側の札の「中 紅蟹」と書かれているのが中の大きさのシマイシガニということ。
1人民元は日本円で約15円(2016年8月現在)。108元と書いてあるので1パイ1,620円という事になる。日本での価格と変わらない。ものすごい高級なカニであることが分かる。

広東省のレストランでみられたシマイシガニ

2016.8.17. 中華人民共和国/広東省/汕尾市/海豊県 

■広東省のレストランでみられたシマイシガニ

広東省のレストランでみられたシマイシガニ。
香港や広東省の海鮮レストランに行くと、必ずといっていいほど本種の料理がメニューの高級品の欄に入っている。


眼遊記

525 Haifeng ~中国の海鮮レストラン~


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