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ウンモンフクロムシ (Sacculina confragosa)

Sacculina confragosa

ウンモンフクロムシ (Sacculina confragosa)

<メス> イソガニメスに寄生 2014.5.9. 広島県/竹原市/竹原町/ハチの干潟

分布:日本 沿岸 海水性

礫の多い場所でイソガニのメスを捕まえて腹面を見ると抱卵していた。
卵の様子をみようと目を近づけてみると粒が見当たらない。よくみるとそれは卵ではなく寄生虫の身体であった。
ウンモンフクロムシはイソガニヒライソガニイワガニなど磯にみられるカニに寄生する。尾部から見えるオレンジ色の身体はメスのエキステルナという部位で卵巣と卵がつまっている。これは体の一部で、宿主の体内にはインテルナという根のような器官を全身に張り巡らしており、宿主の栄養を吸って生きている。一方オスはメスに精子を受け渡すために生きており、メスを探すための浮遊生活(キプリス幼生)をしている。そのためカニに寄生することはない。
寄生されたカニは生殖能力を失うものの、死ぬことはないようだ。

ウンモンフクロムシに寄生されたイソガニ

<甲幅2.1cm メス> 手づかみ 2014.5.9. 広島県/竹原市/竹原町/ハチの干潟 

■ウンモンフクロムシに寄生されたイソガニ

ウンモンフクロムシに寄生されたイソガニ
全身に根をはられ養分を吸い取られているとはいえ、背面から見ただけでは分からない。

ウンモンフクロムシに寄生されたイソガニ

<甲幅2.1cm メス> 手づかみ 2014.5.9. 広島県/竹原市/竹原町/ハチの干潟 

■ウンモンフクロムシに寄生されたイソガニ

ウンモンフクロムシに寄生されたイソガニ
尾部からオレンジ色のエクステリナがはみだし、まるで抱卵しているようだ。


眼遊記

403 ハチの干潟 ~地元にもシオマネキ!?~

 

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