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マアナゴ (Whitespotted Conger)

Conger myriastera

マアナゴ (Whitespotted Conger)

<35.5cm> カゴ 2008.1.31. 島根県/松江市/八束町/江島/境水道

分布:日本(全国)、東シナ海、渤海、黄海、朝鮮半島全沿岸、済州島、台湾 <水深100以浅の砂泥底 海水域>
地方名:あなご(全国)

ウナギ目に属するような長細い魚のうち、最も日本人に食べられているのがウナギ。その次は本種マアナゴではないだろうか。
細かく繊細な肉質に、ほどよい脂分、独特の甘みのおかげで、料理がいいと極上の味となる。
逆に言うと料理次第で大きく味が変わる魚で、素材の味だけで押し通せない食材なのではと思っている。
本種の産卵場所は長年の謎であったが、2013年に日本最南端の島である沖ノ鳥島南方沖の九州・パラオ海嶺付近であることが発見されている。そこで生まれたマアナゴはレプトケファルス幼生という、無色透明で葉の形のような、成魚と全く異なる姿をしていて、海流に乗り、日本各地へとやってきて成魚になる。
成魚は昼間砂泥の中に潜ってじっとしていて、夜になると餌を求めて活発に動き回る。

マアナゴの頭部

<35.5cm> カゴ 2008.1.31. 島根県/松江市/八束町/江島/境水道 

■マアナゴの頭部

マアナゴの頭部。
犬歯はないが、顎の力が強いため咬まれるととても痛い。

マアナゴの体側

<35.5cm> カゴ 2008.1.31. 島根県/松江市/八束町/江島/境水道 

■マアナゴの体側

マアナゴの体側には白斑が一直線に並ぶ。
白斑の中心にある穴は側線孔と呼ばれる、水圧や水流の変化を感知する器官。

マアナゴの尾鰭

<35.5cm> カゴ 2008.1.31. 島根県/松江市/八束町/江島/境水道 

■マアナゴの尾鰭

マアナゴの尾鰭。
マアナゴは尾の先端まで鰭がみられる。

背面からみたマアナゴ

<35.5cm> カゴ 2008.1.31. 島根県/松江市/八束町/江島/境水道 

■背面からみたマアナゴ

背面からみたマアナゴ。
水から上げると写真の様に身体をくねくねと動かす。

マアナゴの若魚

<21.0cm> 手網 2010.10.10. 広島県/呉市/川尻町 

■マアナゴの若魚

マアナゴの若魚。
水面を泳いでいるところを手網ですくった。

マアナゴの成魚

<50.0cm> 釣り 2002.12.30. 広島県/呉市/川尻町 

■マアナゴの成魚

夜釣りで釣れたマアナゴの成魚。
夜行性のため、釣れるのは決まって夜。
釣り上げるとデスロールして釣り糸をグジャグジャにしてしまうやっかいもの。

煮穴子の握り

2016.8.3. 島根県/松江市 

■煮穴子の握り

煮穴子は関東の料理法で、最も美味しいマアナゴの料理法だと思う。
本当に美味しい煮穴子は絶品中の絶品。きめ細かい繊維が口の中に入れた瞬間に溶け、甘味と旨みが広がっていく。

マアナゴの活造り

2017.3.31. 広島県/東広島市/西条 

■マアナゴの活造り

マアナゴの刺身は今まで聞いたことがなかったが、どうやら血と粘液に弱い毒があるため一般的ではないようだ。ウナギにも同様に毒があるため、生食は一般的ではない。
しかし生きたマアナゴをしっかりと血抜きし、造りにすれば刺身で食べる事ができる。
ふぐの様な硬い食感、マアナゴ独特の甘味が感じられる珍味。

土佐料理「のれそれ」

<クロアナゴ属の1種> 2016.3.27. 高知県産 

■土佐料理「のれそれ」

高知ではマアナゴもしくはクロアナゴのレプトケパルス幼生を「のれそれ」と呼び、生で食べる。

土佐料理「のれそれ」

<クロアナゴ属の1種> 2016.3.27. 高知県産 

■土佐料理「のれそれ」

レプトケパルス幼生は透明で平べったい不思議な形をしている。これがマアナゴの幼生だなんて・・・


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125 呉市 ~親父と夜釣り~

 

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