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イシドジョウ (Ishi Dojo)

Cobitis takatsuensis

ドジョウ (Dojo Loach)

<4.5cm> 手網 2007.7.12. 島根県

分布:日本(島根県、広島県、山口県、福岡県) <河川の上・中流域 岩や礫の間 淡水域>

イシドジョウは1970年に新種として記載された魚。
学名の種小名「takatsuensis」は本種が初めて発見された島根県にある日本有数の清流、高津川にちなんでいる。
世界でも島根県、広島県、山口県、福岡県の4県にしか生息していないという非常に希少な種で、河川でダム工事が計画されたときはダム下流域に生息するイシドジョウを捕獲し、ダムより上流へ移動させる措置をとるなど、種を保全するために特別な対策がとられたこともあるほど。
実際にシマドジョウを川で見たことがあるが、そのときは水深数十cm程度の浅い小川の石の間でみられた。イシドジョウを狙っていたためみつける事ができたものの、知らなければまず気が付かないだろう。1970年まで発見されることがなかったというのにも納得ができる。
イシドジョウは環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧IB類(近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)にリストアップされている。

イシドジョウの頭部

<4.5cm> 手網 2007.7.12. 島根県 

■イシドジョウの頭部

イシドジョウの頭部。

イシドジョウの尾部

<4.5cm> 手網 2007.7.12. 島根県 

■イシドジョウの尾部

イシドジョウの尾部。
尾鰭の付け根が細くなっていないのが特徴。この特徴によってイシドジョウは寸胴な印象を受ける。
シマドジョウは尾鰭の付け根が細くなる。

背面からみたイシドジョウ

<4.5cm> 手網 2007.7.12. 島根県 

■背面からみたイシドジョウ

背面からみたイシドジョウ。

水中のイシドジョウ

2007.7.12. 島根県 

■水中のイシドジョウ

水深がヒザまでしかないような小川でほふく前進するようにしてイシドジョウを探した。
やっとみつけたイシドジョウは和名が示す通り石の隙間でじっとしていた。1970年までその存在が知られていなかったことにも納得だ。

水中のイシドジョウ

2007.7.11. 島根県 

■水中のイシドジョウ

石の隙間にいることが多いイシドジョウだが、この日は少し水が濁っていたためか、底でじっとしている個体もみられた。

水中のイシドジョウ

2007.7.11. 島根県 

■水中のイシドジョウ

やはり石の隙間に隠れていることが多い。

イシドジョウの大きさ

2007.7.11. 島根県 

■イシドジョウの大きさ

イシドジョウは全長5cmほどのとても小さな魚。

イシドジョウが生息する環境

2007.7.11. 島根県 

■イシドジョウが生息する環境

イシドジョウが生息する環境。
こんなところにいるのかと思うような、上・中流域の小川に生息している。

イシドジョウが生息する環境

2007.7.12. 島根県 

■イシドジョウが生息する環境

イシドジョウが生息する環境。
ここでは水深50cmほどしかないような浅場でイシドジョウがみられた。

水族館のイシドジョウ

<飼育個体> 2016.9.30. 島根県/出雲市/宍道湖自然館ゴビウス 

■水族館のイシドジョウ

世界でも島根県、広島県、山口県、福岡県にしか生息していないという希少種のイシドジョウ。
島根県の小さな水族館、ゴビウスには県内産のイシドジョウも展示してある。

 

眼遊記

535 宍道湖自然館ゴビウス ~地元の小さな水族館~

 

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