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イトヒキハゼ (Gafftopsail Goby)

Eviota abax

イトヒキハゼ (Gafftopsail Goby)

<11.5cm> 釣り 2011.11.4. 鳥取県/境港市/境水道

分布:日本(新潟県~熊本県)、韓国(西岸)、中国(東シナ海沿岸、黄海、渤海)、台湾、シンガポール 内湾の砂泥底 海水域

鳥取県と島根県の県境にもなっている境水道。ここは斐伊川の水が汽水湖宍道湖・中海を通り、最終的に日本海へ流れ出す場所で河口域にあたる。
ここで投げ釣りをすると一番釣れるのがイトヒキハゼ。
底一面を埋め尽くしているのではないかというくらい簡単に釣れる。それほど生息密度が高い。
イトヒキハゼの第一背鰭は長く伸びており、これが和名の語源になったのではと想像がつく。
ここでは珍しくもなんともないハゼなのだが、マス網(小型定置網)や刺し網、採泥器などでの魚介類調査ではなかなか採取されることはない。
筆者が「ある水域の生物相を調べる目的の調査においては、釣りも非常に有効な調査方法。」だと考えるようになったのはこの魚のおかげだ。
普通最もよく釣れる招かざる釣魚は「外道」と呼ばれ嫌われるが、この魚はとても美しいので好きだ。
頭部に散らばる緑色の斑点、臀鰭の青色、尾びれの赤い斑点、初めてみるとなんて綺麗な魚だろうと思うに違いない。
その他、イトヒキハゼはテッポウエビ科の巣穴に共生することで有名。テッポウエビ科よりも眼の良いイトヒキハゼは彼らの代わりに周辺の様子を探り、危険を察知するとテッポウエビ科にそれを知らせ、代わりに巣穴を利用させてもらっている。

イトヒキハゼの頭部

<11.5cm> 釣り 2011.11.4. 鳥取県/境港市/境水道 

■イトヒキハゼの頭部

頭部にはラメのようにキラキラと光る緑色の斑点が散らばる。

イトヒキハゼ

<9.5cm> 釣り 2011.11.4. 鳥取県/境港市/境水道 

■イトヒキハゼ

釣り上げたばかりのイトヒキハゼは本当に美しい姿をしている。

イトヒキハゼの臀鰭

<9.5cm> 釣り 2011.11.4. 鳥取県/境港市/境水道 

■イトヒキハゼの臀鰭

イトヒキハゼの鰭は全て美しいが、特に目を引くのが臀鰭だろう。
オレンジ色とグラデーションとなった青の組み合わせが素晴らしい。

イトヒキハゼ

<9.5cm> 釣り 2011.11.4. 鳥取県/境港市/境水道 

■イトヒキハゼ

どのイトヒキハゼも背鰭が長く伸びている。
第一背鰭に黒点があるかないかが雌雄判断の目安になることが多いが、イトヒキハゼはどちらにも黒点がある。

イトヒキハゼの頭部

<9.5cm> 釣り 2011.11.4. 鳥取県/境港市/境水道 

■イトヒキハゼの頭部

釣り上げたばかりのイトヒキハゼ。
怒っているからなのかは分からないが、眼が真っ赤に燃えているようだ。
なるべく生きた魚の写真を撮りたいと思うのは、生きているときと死んでいるときの眼の輝きが全く違うから。

背面からみたイトヒキハゼ

<9.5cm> 釣り 2011.11.4. 鳥取県/境港市/境水道 

■背面からみたイトヒキハゼ

背面からみたイトヒキハゼ。
イトヒキハゼは底生性なので、自分よりも上を警戒しないといけない。そのため眼が上向きについている。

背面からみたイトヒキハゼの頭部

<9.5cm> 釣り 2011.11.4. 鳥取県/境港市/境水道 

■背面からみたイトヒキハゼの頭部

拡大してみると眼の瞳孔が確認できるが、この位置関係だと自分の上の部分は180度全て見えているかもしれない。

イトヒキハゼ

<7.5cm> 釣り 2004.5.2. 島根県/松江市/八束町/中浦水門北/境水道 

■イトヒキハゼ

釣り上げたばかりのイトヒキハゼは怒って鰭をピンと立ててくれる。
美しい姿を見せてもらえて嬉しくなる一瞬だ。

釣り上げられたイトヒキハゼ

釣り 2011.11.4. 鳥取県/境港市/境水道 

■釣り上げられたイトヒキハゼ

釣り上げられたイトヒキハゼ。
またイトヒキハゼか・・・とがっかりせず、その美しさをじっくりと味わってもらいたい。

釣り上げられたイトヒキハゼ

<12.0cm> 釣り 2003.4.27. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■釣り上げられたイトヒキハゼ

魚の写真を撮り始めたころに感動したのがイトヒキハゼの美しさ。
この様にコンクリートの上に置いてもその美しさがよくわかる。

大きく開くイトヒキハゼの口

<11.5cm> 釣り 2010.10.12. 広島県/呉市/川尻町 

■大きく開くイトヒキハゼの口

イトヒキハゼの口は大きく開く。
写真のように約90度開くことができる。

指に噛みつくイトヒキハゼ

<11.5cm> 釣り 2010.10.12. 広島県/呉市/川尻町 

■指に噛みつくイトヒキハゼ

痛くはないが、イトヒキハゼはよく指に噛みついてくる。小さな身体に似合わずかなり力強くてびっくりさせられる。

イトヒキハゼが多く生息する境水道

<11.5cm> 釣り 2010.10.12. 広島県/呉市/川尻町 

■イトヒキハゼが多く生息する境水道

もしイトヒキハゼを釣ってみたいと思うのであれば、島根県と鳥取県の県境になっている境水道がおすすめ。ここはイトヒキハゼの一級ポイント。



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