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ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter)

Hapalogenys sennin

ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter)

<43.0cm 1660g> 釣り・購入 2016.12.22. 島根県/大田市産

分布:日本(福島県・山形県以南) <大陸棚砂泥域 海水域>

ヒゲダイは名前のとおりヒゲをたくわえた面白い魚。滅多にお目にかかることはない珍しい魚でもある。
同属のヒゲソリダイという魚は本種によく似ているが、ヒゲがほとんどない、つまりヒゲをそってしまった魚。
この属の魚はとてもユニークな標準和名だ。
学名はHapalogenys sennin。種小名はセンニンと読める。ヒゲがあるから仙人?という事は命名者は日本人だろうか。
と思ったらその通りで、宮崎大学の岩槻先生と京都大学の中坊先生が命名者になっている。しかも年号が2005年となっている。
本種は昔から知られていたのに、2005年まで学名がつけられていなかったようだ。
松江市内で良い魚を買うならここだと教えてもらった鮮魚店で買ったのが写真のヒゲダイ。
大将も珍しいよと言っている。3000円で購入したが、持って帰ってびっくり。1.6kgもあって夕食はヒゲダイ三昧となった。
味は同じイサキ科のコショウダイによく似ていると思う。あっさりとした白身だが、旨みがしっかりとある。一番美味しいと思ったのは煮つけ。

ヒゲダイの顔

<43.0cm 1660g> 釣り・購入 2016.12.22. 島根県/大田市産 

■ヒゲダイの顔

ヒゲダイは顔が異常に大きく、寸詰まりな体型をしている。
人間でいうオデコがつるんとした美しいカーブを描いている。

ヒゲダイの口

<43.0cm 1660g> 釣り・購入 2016.12.22. 島根県/大田市産 

■ヒゲダイの口

ヒゲダイの口。
下あごの先端にあるのが本種のトレードマークであるヒゲ。

ヒゲダイのヒゲ

<43.0cm 1660g> 釣り・購入 2016.12.22. 島根県/大田市産 

■ヒゲダイのヒゲ

ヒゲダイのヒゲ。
コイやナマズなどのヒゲと違って密集して生えている。餌を探すための感覚器官だろうか。
煮付けにしてみると、ヒゲは皮と同じくプルンプルンのゼラチン質になった。これを口の中に入れてみる。
うまい!
珍味中の珍味、「ヒゲダイのヒゲ」を食べたことある人は一体何人いるだろうか。

ヒゲダイの歯

<43.0cm 1660g> 釣り・購入 2016.12.22. 島根県/大田市産 

■ヒゲダイの歯

ヒゲダイには大きな犬歯はなく、写真のように小さな歯が口に並ぶ。
餌は丸飲みだから歯が発達する必要がないのだろう。

ヒゲダイの胃内容物

2016.12.22. 島根県/大田市産 

■ヒゲダイの胃内容物

ヒゲダイの胃内容物を出してみた。
これはセミエビ科のエビだ。なんと贅沢なものを食べているのだろうか。
身の味が良いのにも納得できる。

ヒゲダイの刺身

2016.12.22. 島根県/大田市産 

■ヒゲダイの刺身

ヒゲダイの刺身。
癖のない白身だが旨み・歯ごたえはしっかりある。

ヒゲダイのかま塩焼き

2016.12.22. 島根県/大田市産 

■ヒゲダイのかま塩焼き

ヒゲダイのかまを塩焼きにしてみた。
ほどよく脂があり美味い。特にこの魚は皮が美味いと思った。


眼遊記

557 島根県産 ~ヒゲダイのヒゲは珍味中の珍味~

 

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