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キュウセン (Multicolorfin Rainbowfish)

Parajulis poecileptera

キュウセン (Multicolorfin Rainbowfish)

<22.2cm・オス> 釣り 2005.10.30. 広島県/呉市/川尻町

分布:日本、韓国、台湾、中国(福建省、広東省) <砂礫・サンゴ礁域 海水域>
地方名:ぎざみ(広島県)

キュウセンは日本・朝鮮半島~南シナ海に生息するベラ科の魚だ。
砂地に生息し、砂の中によく潜る。子供のころ、潮干狩りをしていて砂の中からキュウセンが出てきて驚いたことがある。しばらくなら砂の中で生きていけるのだろう。
釣ってもあまり喜ばれないベラ科の魚の中で、キュウセンだけは特別。瀬戸内では本種を「ぎざみ」と呼び、美味い魚とされている。
瀬戸内で生まれた筆者にとって、やっぱり「ぎざみ」はベラの中でも格上の魚。ところが島根に来て「ぎざみ」が他のベラと一緒に「ふつうのベラ」とされていたのには驚いた。
だいたいベラ科の魚はおいしいが、見た目がグロテスクなので歓迎されないのだろう。「ぎざみ」のようにイメージひとつで美味い魚か不味い魚かに分かれるいい例ではないだろうか。
キュウセンはメスからオスへと性転換する魚で、体色が緑色のものはメスからオスになった「二次雄」。一方メスは赤っぽい体色をしている。

キュウセンの顔

<22.2cm・オス> 釣り 2005.10.30. 広島県/呉市/川尻町 

■キュウセンの顔

キュウセンのオスはベラ科の魚の中でも飛びぬけて美しい。
拡大してみるとオレンジ色を美しいブルーで縁取りしている。
魚類の模様はアートを感じさせるものが多い。このように魚をクローズアップで見ると色々な発見があっておもしろい。

キュウセンの尾鰭

<22.2cm・オス> 釣り 2005.10.30. 広島県/呉市/川尻町 

■キュウセンの尾鰭

鰭の模様も美しい。
現代のように人工的な色が溢れる以前の人々にとっては衝撃的な美しさではないだろうか。

キュウセンのメス

<14.0cm・メス> 釣り 2005.9.11. 島根県/松江市/美保関町 

■キュウセンのメス

キュウセンのメス。
メスは体色が赤っぽく、眼の上を通る暗色縦帯が特徴。オスとはずいぶん見た目が異なる。

キュウセンのメス

<14.0cm・メス> 釣り 2005.9.11. 島根県/松江市/美保関町 

■キュウセンのメス

メスの頭部。
眼の上を通る暗色縦帯が特徴だ。

キュウセンのメス

<13.0cm・メス> 釣り 2004.11.7. 島根県/松江市/美保関町 

■キュウセンのメス

キュウセンは雌雄に体色の差があるものの、同じ性別同士の魚は同じような色彩をしている。

 

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