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シロメバル (Shiro Mebaru)

Sebastes cheni

アカメバル (Aka Mebaru)

<16.0cm> 釣り 2012.11.10. 島根県/松江市/島根町

分布:日本(本州~九州)、韓国
地方名:めばる(全国)

「めばる」と言えば比較的よく知られた魚で、魚料理をする人で知らない人はいないだろう。顔が大きくて棘っぽく、煮付けすると最高の魚だ。沿岸に生息し手軽に狙うことができるのと、釣るのが難しいこと、食べるとおいしいことから釣りのターゲットとしてとても人気が高い。
2008年、多くの人がこれまで1種類だと思っていた標準和名「メバル」という魚が、甲斐博士・中坊博士の研究により3種類の複合種群であることが明らかにされた。 その3種の標準和名はシロメバル・アカメバルクロメバル
生息域・形態の特徴が異なり、何度も何度も見分けて経験を重ねると感覚で分かるようになるが、一番分かりやすい見分け方は胸鰭の軟条(筋のこと)を数えることだ。以下にその3種の学名と簡単な特徴を示す。
 ■ Sebastes cheni (シロメバル)・・・体色は焦茶色~茶色~薄茶色。3種のうち最もよくみられ、大型になる。胸鰭軟条は17本のことが多い。
 Sebastes inermis(アカメバル)・・・体色は赤色。3種のうち最も小型。胸鰭軟条は15本のことが多い。
 Sebastes ventricosus(クロメバル)・・・体色は黒色~濃緑色~濃紺色。3種のうち体高が高くがっちりした印象。胸鰭軟条は16本のことが多い。
それまで1種とされてきたくらいなので、この3種の見分けは非常に難しい。また、蓄積されてきたデータも3種がごちゃごちゃになっているため、これから3種をきっちりと分けてデータを蓄積してくことでこれらの魚の生態がどんどん解明されていくだろう。
シロメバルは3種の中では最もよくみられる種で、体色は茶色~金色っぽい。また、3種の中では最も大きくなる。
瀬戸内に多く、夜釣りで狙うのはこの種であることが多い。
シロメバルは北海道~九州・韓国の岩礁帯に生息する。

シロメバルの胸鰭

<15.0cm> 釣り 2012.11.10. 島根県/松江市/島根町 

■シロメバルの胸鰭

シロメバルの胸鰭。
軟条を数えると17本のことが多いので、アカメバルクロメバルと見分けるときの参考となる。

シロメバルの頭部

<17.0cm> マス網 2006.12.6. 島根県/松江市/美保関町/境水道 

■シロメバルの頭部

シロメバルの頭部。大きな眼がメバルの仲間の特徴だ。
頬に鋭い棘があるので素手で触るときには注意が必要。

大きくなるシロメバル

<24.0cm> 釣り 2011.6.11. 広島県/呉市 

■大きくなるシロメバル

夜、ルアー釣りで釣り上げたシロメバル。
シロメバルはメバル3種の中で最も大型になる種だ。
大きくなると黒っぽくなり、若魚に見られる横帯は薄くなる傾向にあるようだ。

体色が薄くなったシロメバル

<18.0cm> 釣り 2004.5.29. 鳥取県/境港市/境水道 

■体色が薄くなったシロメバル

シロメバルを釣り上げたあと、水バケツに泳がせていたら体色が薄くなっていた。
この個体が釣れたのは境水道。汽水湖中海と日本海を結ぶ川だ。
シロメバルはアカメバル、クロメバルより塩分の変化に対する耐性が強いらしい。確かによく考えると境水道でアカメバルクロメバルを見たことがない。

シロメバルの若魚

<15.0cm> 釣り 2012.11.10. 島根県/松江市/島根町 

■シロメバルの若魚

シロメバルの若魚。体色はややピンクがかった茶色で数本の横帯がはっきりと分かる。


写真提供

アイ・アム・冒険少年
宍道湖と中海の魚たち
     
2018年1月24日
P98
     

 

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