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アカメバル (Aka Mebaru)

Sebastes inermis

アカメバル (Aka Mebaru)

<13.0cm> 釣り 2003.12.22. 島根県/松江市/島根町

分布:日本(北海道~宮崎県)、韓国
地方名:めばる(全国)

「めばる」と言えば比較的よく知られた魚で、魚料理をする人で知らない人はいないだろう。顔が大きくて棘っぽく、煮付けすると最高の魚だ。沿岸に生息し手軽に狙うことができるのと、釣るのが難しいこと、食べるとおいしいことから釣りのターゲットとしてとても人気が高い。
2008年、多くの人がこれまで1種類だと思っていた標準和名「メバル」という魚が、甲斐博士・中坊博士の研究により3種類の複合種群であることが明らかにされた。 その3種の標準和名はシロメバル・アカメバル・クロメバル
生息域・形態の特徴が異なり、何度も何度も見分けて経験を重ねると感覚で分かるようになるが、一番分かりやすい見分け方は胸鰭の軟条(筋のこと)を数えることだ。以下にその3種の学名と簡単な特徴を示す。
 ■ Sebastes cheni (シロメバル)・・・体色は焦茶色~茶色~薄茶色。3種のうち最もよくみられ、大型になる。胸鰭軟条は17本のことが多い。
 Sebastes inermis(アカメバル)・・・体色は赤色。3種のうち最も小型。胸鰭軟条は15本のことが多い。
 Sebastes ventricosus(クロメバル)・・・体色は黒色~濃緑色~濃紺色。3種のうち体高が高くがっちりした印象。胸鰭軟条は16本のことが多い。
それまで1種とされてきたくらいなので、この3種の見分けは非常に難しい。また、蓄積されてきたデータも3種がごちゃごちゃになっているため、これから3種をきっちりと分けてデータを蓄積してくことでこれらの魚の生態がどんどん解明されていくだろう。
アカメバルは3種の中で最も体色が赤っぽく、胸鰭・臀鰭も赤い。胸鰭は長く肛門の直上まで達することが多い。あまり大きくならず、3種の中では最も小型。
筆者が島根で釣りをしていて感じた(あくまで個人の感覚)のは、岩礁帯近くにある防波堤のテトラで日中に釣れることが多く、鱗がはがれやすい。
アカメバルは北海道~九州・韓国の岩礁帯に生息する。

アカメバルの胸鰭

<12.5cm> 釣り 2003.11.16. 島根県/松江市/島根町 

■アカメバルの胸鰭

アカメバルの胸鰭。赤くて長い。
軟条を数えると15本のことが多いので、シロメバルクロメバルと見分けるときの参考となる。
この写真では一番下の軟条が上の軟条と交差してしまっているので注意。

アカメバルの腹鰭

<17.0cm> 釣り 2003.12.10. 島根県/出雲市/十六町 

■アカメバルの腹鰭

アカメバルの腹鰭。赤いのが特徴。

アカメバルの頭部

<12.0cm> 釣り 2012.5.24. 島根県/松江市/鹿島町 

■アカメバルの頭部

アカメバルの頭部。大きな眼がメバルの仲間の特徴だ。
頬に鋭い棘があるので素手で触るときには注意が必要。

アカメバルの腹鰭

<16.5cm> 釣り 2003.10.21. 島根県/松江市/鹿島町 

■アカメバル

アカメバルの成魚。体色が赤く、胸鰭・腹鰭も赤くなる。鱗が簡単に剥がれてしまう。

体色の濃いアカメバル

<17.0cm> 釣り 2003.12.10. 島根県/出雲市/十六町 

■体色の濃いアカメバル

体色の濃いアカメバル。鰭の色は赤に黒が混じり、このような個体だとすぐにシロメバルクロメバルと見分けがつきそうだ。

体色の薄いアカメバル

<10.0cm> 釣り 2004.2.24. 島根県/出雲市/三津町 

■体色の薄いアカメバルの幼魚

筆者の経験から言えばアカメバルは大型になるほど赤黒味が増すようだ。
幼魚は体色が色鮮やかな赤で、白い部分が多く見られる。

夜に釣れたアカメバルの幼魚

<12.0cm> 釣り 2012.5.24. 島根県/松江市/鹿島町 

■夜に釣れたアカメバルの幼魚

これも筆者の経験からの予想だが、アカメバルは日中に釣れることが多い。
写真は夜に漁港の明かりの下で釣ったアカメバルの幼魚。夜に釣れることもあるんだなあと驚いた。

水族館のアカメバル

<飼育個体> 2016.7.1. 島根県/出雲市/宍道湖自然館ゴビウス 

■水族館のアカメバル

宍道湖自然館ゴビウスで飼育展示されていたアカメバル。生時、アカメバルの眼と眼の間には暗色班がみられる。クロメバルにはそれがなく、シロメバルにはないかあっても目立たない。


写真提供

アイ・アム・冒険少年
海水魚完全識別圖解
釣魚1400種図鑑
釣魚識別図鑑
遊遊さかな大図鑑
2018年1月24日
裏表紙,P4,12,110
P332
裏表紙,P4,12,110
P302

 

眼遊記

513 宍道湖自然館ゴビウス ~4年ぶりのゴビウス~
317 島根町 ~セクハラ魚ちんぽだし~
236 鹿島町 ~アカメバル~
152 島根町 ~釣り場カメラマン~

 

 

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