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クロウシノシタ (Black Cow-tongue)

Paraplagusia japonica

クロウシノシタ (Black Cow-tongue)

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産

分布:日本(全国)、韓国、台湾、中国(東シナ海、南シナ海沿岸) <沿岸の浅海や内湾の砂泥底 水深1~65m 海水域>
地方名:したびらめ/ウシノシタ上科の総称(全国)

クロウシノシタはウシノシタ科の魚。
この仲間はしたびらめと呼ばれ、魚料理に明るい人なら優れた食材として認知している美味しい魚だ。
この「したびらめ」を漢字で書くと舌平目。ウシノシタは「牛の舌」となる。そう言われると確かに牛の舌にしか見えない。素晴らしいネーミングだ。
本種の背鰭、臀鰭の無眼側は黒くなるため、無眼側をみることで見分ける事ができる。

クロウシノシタの頭部

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産 

■クロウシノシタの頭部

クロウシノシタの頭部。
左右対称が多い脊椎動物の中で、この歪みはものすごいインパクトがある。

クロウシノシタの口

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産 

■クロウシノシタの口

クロウシノシタの口の有眼側。
口の周りには無数の触鬚がみられる。

クロウシノシタの尾部

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産 

■クロウシノシタの尾部

クロウシノシタの尾部。
側線は3本。同じタイワンシタビラメ属のナンヨウウシノシタやチンゼイシタビラメの側線は2本。

クロウシノシタの無眼側

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産 

■クロウシノシタの無眼側

クロウシノシタの無眼側。
背鰭、臀鰭、尾鰭の無眼側は黒いので他の種と簡単に見分けられる。

クロウシノシタの無眼側

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産 

■クロウシノシタの尾部の無眼側

背鰭、臀鰭、尾鰭の無眼側は黒いので他の種と簡単に見分けられる。

クロウシノシタの口の無眼側

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産 

■クロウシノシタの口の無眼側

クロウシノシタの口の無眼側。
マコガレイイシガレイなど、カレイ科の仲間は口が有眼側についているが、本種の口は有眼側、無眼側の両方ともに開いている。

クロウシノシタの口の無眼側

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産 

■クロウシノシタの口の無眼側

本種の口は有眼側、無眼側の両方ともに開いている。まるで2つ口を持っているようだが、よくみると口の切れ目は有眼側から無眼側まで続いている。
人間でいうと、上唇が下顎を覆うように発達しているような形状。

クロウシノシタの口の無眼側

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産 

■まるで牛の舌の様なクロウシノシタ

本種の標準和名はクロウシノシタ。漢字で書くと「黒牛の舌」。確かにまるで牛の舌の様な身体をしている。
英名もBlack Cow-tongueと全く同じ意味なので、もしかしたら和名を英訳しているだけなのかもしれない。
英語圏でウシノシタ類はTonguefishと呼ばれ、舌の姿をしていると認識されている。これを舌の様だと思うのは世界共通のようだ。

スーパーで購入したクロウシノシタ

<40.5cm・422g・メス抱卵> 購入 2017.6.30. 島根県産 

■スーパーで購入したクロウシノシタ

422gのクロウシノシタがスーパーで398円で販売されていた。
こんなに美味しい魚なのにとても安い。
山陰地方ではあまり食べられないことから安いのかもしれない。

釣り上げたクロウシノシタ

<26.5cm> 釣り 2002.8.12. 島根県/出雲市/湖陵町 

■釣り上げたクロウシノシタ

身体の大きさに似合わず、とても小さな口を持つクロウシノシタだが、魚釣りでも釣れる事がある。
新鮮なクロウシノシタは立派なご馳走だ。

クロウシノシタのムニエル

購入 2017.6.30. 島根県産 

■クロウシノシタのムニエル

身が圧く、クセのないあっさりとした身はムニエルのような料理にぴったり。
身はしっかりとしているのに軟らかく、料理する人によってはとてつもなく美味しい料理へと化けそうな気がする。


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