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ババガレイ (Slime flounder)

Microstomus achne

ババガレイ (Slime flounder)

<32.0cm・メス抱卵> 購入 2013.1.14. 鳥取県/境港市産

分布:日本(北海道~対馬の日本海沿岸、青森県~千葉県の太平洋沿岸)、韓国、ロシア(サハリン) <水深50~450mの砂泥底 海水域>
地方名:なめたがれい(北海道・東北地方)

ババガレイとはあんまりありがたくなさそうな名前だが、北海道・東北地方では「なめたがれい」と呼ばれ、最も高級なカレイとして知られている。
このカレイの特徴は大量の粘液。ババガレイの体表には大量の粘液があり、身体を守っている。
英名の「Slime Flounder(スライムフランダー。スマイルではない)」も体表の粘液に注目した名前だ。
不思議な事に西日本ではこの魚の評価は高くなく、高い魚ではない。
一度、鳥取県境港市の市場でたっぷりと卵を持ったメス2匹を500円で買ったことがある。これが三陸などでは40cmクラスで1尾5,000円にもなるという。
実際に煮つけにして食べたが、その評価の理由はすぐに分かった。
身はほくほくで軟らかく、味も最高。また卵は粒がしっかりとしていてタラコを食べているような食感で、非の打ちどころのない素晴らしい味であった。

ババガレイの無眼側

<32.0cm・メス抱卵> 購入 2013.1.14. 鳥取県/境港市産 

■ババガレイの無眼側

ババガレイの眼のない方を無眼側という。
若干ピンク色になっているのは漁獲されたときにできた内出血の痕。ババガレイの無眼側は真っ白だ。

ババガレイの尾鰭

<32.0cm・メス抱卵> 購入 2013.1.14. 鳥取県/境港市産 

■ババガレイの尾鰭

ババガレイの尾鰭。
尾鰭の縁は丸くなっている。

死んでも粘液の多いババガレイ

<31.0cm・メス抱卵> 購入 2013.1.14. 鳥取県/境港市産 

■死んでも粘液の多いババガレイ

市場の魚なので漁獲されてから時間が経っていると思うが、体表にはまだたっぷりの粘液が残っていた。
煮つけにするならばこの粘液は取り除いておきたいところだが、これがなかなかとれなくて面倒だ。

ババガレイの卵

<31.0cm・メス抱卵> 購入 2013.1.14. 鳥取県/境港市産 

■ババガレイの卵

お腹を押すと出てきたババガレイの卵。
春にババガレイは産卵期を迎える。

ババガレイの煮つけ

2013.1.14. 鳥取県/境港市産 

■ババガレイの煮つけ

甘辛く味付けしたババガレイの煮つけ。
身はホクホクと柔らかく、卵もあって最高の味だった。こんなに美味しいカレイの煮つけはなかなか食べたことがない。


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