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サクラマス/ヤマメ (Masu Salmon)

Oncorhynchus masou

サクラマス/ヤマメ (Masu Salmon)

<19.5cm・ヤマメ> 釣り 2006.3.25. 島根県/飯石郡/斐伊川水系

分布:日本(北海道~九州)、台湾

ヤマメ、サクラマス、アマゴ、サツキマス・・・
どれも釣り人にとって憧れの魚。釣りをする人なら名前くらいは誰だって知っているだろう。
イワナと並ぶ渓流魚の頂点に立つ存在だ。
実際に本物を見ると何故これほどまでに人々に愛されるか、誰もが納得するだろう。それほど美しい魚だ。
意外と知られていないが、実はヤマメもサクラマスもアマゴもサツキマスも「種」で言えば同じものになる。
亜種と陸封型、降海型によって違う呼び名で呼ばれているちょっとややこしい関係だ。
サクラマス/ヤマメには次の亜種が知られる。
 Oncorhynchus masou formosanus (タイワンマス)・・・台湾に生息する固有亜種。陸封型のみが知られる。
 Oncorhynchus masou ishikawae(サツキマス/アマゴ)・・・ 本来の自然分布は神奈川県西部以西本州太平洋岸、四国、九州の一部 。日本海側には分布しない。体側に朱点がみられるのが特徴。 近年放流によりサクラマス/ヤマメとの分布域が乱れる。降海型をサツキマス、陸封型をアマゴと呼ぶ。
 Oncorhynchus masou masou(サクラマス/ヤマメ)・・・本来の自然分布は本州の関東以北の太平洋岸と日本海側全域、九州の一部。近年放流によりサツキマス/アマゴとの分布域が乱れる。降海型をサクラマス、陸封型をヤマメと呼ぶ。
  トップ写真はOncorhynchus masou masouの陸封型ヤマメ。

サクラマス

<34.5cm・サクラマス> 刺し網 2007.3.9. 島根県/松江市/八束町/境水道 

■サクラマス

島根県境水道で漁獲されたサクラマス。
銀化し、体側のパーマークは見えなくなり、ヤマメとは見た目が全く異なっている。
サクラマスは O.m.masou
の降海型(川で生まれ、その後海で生活し、産卵で川にもどってくる)のこと。

サクラマスの歯

<34.5cm・サクラマス> 刺し網 2007.3.9. 島根県/松江市/八束町/境水道 

■サクラマスの歯

サクラマスの歯。
口の周りに小さな犬歯が並ぶ。
くわえた獲物が逃げられないような構造だ。

サクラマスの体側

<34.5cm・サクラマス> 刺し網 2007.3.9. 島根県/松江市/八束町/境水道 

■サクラマスの体側

剥がれてしまった銀色の鱗の下からマスらしいオリーブ色の体色が見える。
パーマークは見えないが、小黒点が見られる。

産卵を終えたサクラマス

<35.5cm・サクラマス・メス> 玉網 2006.10.30. 鳥取県/八頭郡/千代川水系 

■産卵を終えたサクラマス

川で瀕死の大きな魚がいると思ったら産卵を終えたばかりのサクラマスだった。
卵がなくなったお腹は気の毒なくらい細くなってしまっている。
かつて、溯上する親魚の死体は分解され栄養となり、川の命をはぐくんだ。

堰堤を越えようとジャンプするマスノスケ

2006.10.30. 鳥取県/八頭郡/千代川水系 

■サクラマスの卵

上写真のサクラマスから出てきた未受精卵。
薄い黄色の卵。

ヤマメ

<19.5cm・ヤマメ> 釣り 2006.3.25. 島根県/飯石郡/斐伊川水系 

■ヤマメ

O.m.masouの陸封型(一生の全てを川で終える)をヤマメと呼ぶ。
なんといってもパーマークと呼ばれる楕円状の暗色班が特徴。
「渓流の女王」と称されるほどの美しさ。

ヤマメの頭部

<19.5cm・ヤマメ> 釣り 2006.3.25. 島根県/飯石郡/斐伊川水系 

■ヤマメの頭部

ヤマメの頭部。
20cm足らずと小さいが立派な面構えだ。

ヤマメの体側

<19.5cm・ヤマメ> 釣り 2006.3.25. 島根県/飯石郡/斐伊川水系 

■ヤマメの体側

ヤマメの体側。
パーマークは楕円の模様が交互に連なり、腹部側には円の模様がある。
なんともアーティスティックな模様。

ヤマメの若魚

<13.0cm・ヤマメ> 釣り 2006.3.25. 島根県/飯石郡/斐伊川水系 

■ヤマメの若魚

ヤマメの若魚。
上の個体と比べるとまだパーマークが未発達。
尾鰭下部は上写真の個体同様赤くなっている。

水族館のヤマメ

<飼育個体> <ヤマメ> 2009.12.6. 島根県/出雲市/宍道湖自然館ゴビウス 

■水族館のヤマメ

宍道湖自然館ゴビウスで飼育されているヤマメ。

水族館のヤマメ

<飼育個体> <ヤマメ> 2016.9.30. 島根県/出雲市/宍道湖自然館ゴビウス 

■水族館のヤマメ

常に流れのある河川という環境に生息するヤマメはじっとしていることがない。
写真を撮ろうとしても常に動いているので難しい。

水族館のヤマメ

<飼育個体> <ヤマメ> 2016.10.10. 島根県/出雲市/宍道湖自然館ゴビウス 

■水族館のヤマメ

釣りで釣り上げたときの美しさは感動するほどだが、水族館ではそれほど人気が高くないヤマメ。

水族館のヤマメ

<飼育個体> 2016.12.4. 島根県/出雲市/宍道湖自然館ゴビウス 

■水族館のヤマメ

恐らく上の写真の個体と同年齢のものだと思うが、たった2ヶ月で顔つきが変わってきている。

 

写真提供

満天☆青空レストラン 日テレ
     
2014年5月3日
       

 

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