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イワナ (Whitespotted Char)

Salvelinus leucomaenis

イワナ (Whitespotted Char)

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・11.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県

分布:日本(北海道~山口県)、ロシア(サハリン、カムチャッカ半島、沿海州)、韓国 <夏の最高水温が15℃~20℃以下の河川上流域 淡水域>

日本の渓流釣りで最高峰のターゲットはイワナではないだろうか。渓流魚の中でも最も上流に生息し、そう簡単に出会える魚ではない。
この魚は遡上能力が非常に高く、ぴょんとまたげるような小さな小川にまで生息している。川の源流にも生息しているほどだ。
河川の多い日本において、そのような生息環境にいるため、他の川の個体群とは完全に隔離されている。そのため川ごとに特徴の異なった個体群が生息している。これはガラパゴス諸島に生息するガラパゴスゾウガメが島ごとに亜種に分かれているのとよく似ている。
日本には4種の亜種が生息している。
■ アメマス (Amemasu) Salvelinus leucomaenis leucomaenis ・・・ 山形県・千葉県以北の本州、北海道
■ニッコウイワナ (Nikkou Iwana)Salvelinus leucomaenis pluvius ・・・ 山梨県・鳥取県以北の本州各地
■ヤマトイワナ (Yamato Iwana)Salvelinus leucomaenis japonicus ・・・ 神奈川県以西の本州太平洋岸、紀伊半島
■ゴギ (Gogi) Salvelinus leucomaenis imbrius ・・・ 岡山県・島根県以西の中国地方
ヤマメもそうだが、渓流魚はとにかく魚体が美しい。言葉では言い表せないが、海水魚にはない気品がある気がする。

イワナの頭部

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・11.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県 

■イワナの頭部

イワナの頭部。
吻が短くつるんとした印象。
亜種ゴギは頭部にまで白斑がみられるのが大きな特徴だ。

イワナの亜種ゴギ

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・15.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県 

■イワナの亜種ゴギ

島根県をはじめとする中国地方に生息している亜種ゴギ。

背面から見たイワナ

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・15.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県 

■背面から見たイワナ

背面から見たイワナ。
魚類にしては珍しく、魚を水平に置いても安定する。この体型と力を利用してほとんど水のない場所でも遡上することができる。

背面から見たイワナ

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・15.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県 

■背面から見たイワナ

背面から見たイワナ。
鰓を大きく広げた状態。

背面から見たイワナの頭部

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・15.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県 

■背面から見たイワナの頭部

背面から見たイワナの頭部。
亜種ゴギは頭部にまで白斑がみられる。

死んで黒くなったイワナ

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・14.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県 

■死んで黒くなったイワナ

残念ながら釣針を飲み込んで死んでしまったイワナ。すぐに体色が黒くなっていった。
生時でも寒さが厳しい時期にはこのように体色が黒ずみ、「さび」と呼ばれるらしい。

全長20cmのイワナ

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・20.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県 

■全長20cmのイワナ

全長20cmのイワナ。
20cm未満の上記の個体と比べると、口が大きくなってきている。

腹面から見たイワナ

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・20.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県 

■腹面から見たイワナ

腹面から見たイワナ。
腹部は鮮やかなオレンジ色をしている。

異なる水系で採取されたイワナの亜種ゴギ

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・13.5cm> 釣り 2003.11.27. 島根県 

■異なる水系で採取されたイワナの亜種ゴギ

上記のゴギとは異なる水系のゴギ。
尾鰭の形が丸みを帯びている。この1尾しか見ていないのでなんとも言えないが、水系が異なるため形態が異なるのでは思っている。

釣りで採取されたイワナ

<亜種:ゴギ S. l. imbrius・18.0cm> 釣り 2007.3.28. 島根県 

■釣りで採取されたイワナ

小さな魚だが存在感がすごい。
渓流という過酷な環境で生き抜く生命力からそう感じるのだろうか。

イワナの住む渓流

2007.3.28. 島根県 

■イワナの住む渓流

イワナの住む渓流。
山奥のこんな小さな小川にイワナは生息している。

水族館のイワナ

<飼育個体> <亜種:ゴギ S. l. imbrius> 2010.12.6. 島根県/出雲市/宍道湖自然館ゴビウス 

■水族館のイワナ

水族館のイワナ。
島根県の魚を展示している宍道湖自然館ゴビウスなのでもちろん亜種ゴギだ。
頭部の白斑が非常によく分かる。

水族館のイワナ

<飼育個体> <亜種:ゴギ S. l. imbrius> 2016.7.1. 島根県/出雲市/宍道湖自然館ゴビウス 

■水族館のイワナ

宍道湖自然館ゴビウスで飼育展示されている亜種ゴギ。長い間飼育され非常に大きくなり、他のサケ科のように口が曲がってきている。


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