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スナヤツメ南方種 (Far Eastern Brook Lamprey)

Lethenteron sp. S

スナヤツメ南方種 (Far Eastern Brook Lamprey)

<2.5cm・アンモシーテス幼生> 手網 2008.10.28. 島根県/出雲市

分布:日本(秋田県~九州北部、四国)、韓国 <河川 淡水域>

スナヤツメは河川で一生を終え、降海しないヤツメウナギの仲間だ。
卵から産まれたスナヤツメは眼がなく口の形が漏斗状のアンモシーテスと呼ばれる幼生の状態で、3年余り川の泥の中で生活する。4年が経つと変態し、目を持ち吸盤状の口を持つようになる。
ヤツメウナギの仲間は魚に吸い付いてその筋肉と血を吸食することで知られるが、この種は成体になると餌を全く取らず、産卵後に死亡する。
魚に食いついて吸食しないにもかかわらず、成体の口はカワヤツメと同じく吸盤状で吸食に適した形状であることから、元々はカワヤツメのように変態後海へ下る種だったのが、陸封され河川だけで生涯を終えるようになったものだと思われる。
富山大学の山崎先生、北海道大学の後藤先生の研究によると、スナヤツメとされていた種には北方種、南方種の2種が含まれていて、ミトコンドリアDNAに基づく系統関係では、北方種と南方種は大きく離れており、この両種よりもスナヤツメ北方種とカワヤツメの方がより近いということが分かっている。
*上記は富山大学理学部生物学科 山崎研究室のサイトで詳しく説明がされている。
この2種はまだ学名がつけられていないため、『日本産魚類検索 第三版』中坊 徹次 編 東海大出版会 2013年では北方種をLethenteron sp. N、南方種をLethenteron sp. Sとして表記してある。


スナヤツメ南方種のアンモシーテス幼生

<2.5cm・アンモシーテス幼生> 手網 2008.10.28. 島根県/出雲市 

■スナヤツメ南方種のアンモシーテス幼生

スナヤツメ南方種のアンモシーテス幼生。
背面から撮影したもの。頭部にある2つの黒いものは後に眼になる部分だろうか。

スナヤツメ南方種のアンモシーテス幼生

<2.5cm・アンモシーテス幼生> 手網 2008.10.28. 島根県/出雲市 

■スナヤツメ南方種のアンモシーテス幼生

スナヤツメ南方種のアンモシーテス幼生。
幼生はかつて成体と別種だと思われていて、アンモシーテスという属名が使われていた。

スナヤツメ南方種のアンモシーテス幼生

<2.5cm・アンモシーテス幼生> 手網 2008.10.28. 島根県/出雲市 

■スナヤツメ南方種のアンモシーテス幼生

スナヤツメ南方種のアンモシーテス幼生。
幼生はかつて成体と別種だと思われていて、アンモシーテスという属名が使われていた。

スナヤツメ南方種が生息する環境

2008.10.28. 島根県/出雲市 

■スナヤツメ南方種が生息する環境

スナヤツメ南方種が生息する島根県の河川。

 

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