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ヌートリア (Coypu)

Myocastor coypus

ヌートリア (Coypu)

2011.1.28. 鳥取県/米子市/米子水鳥公園

分布:南米大陸、日本(広島県、岡山県、大阪府、京都府、島根県、鳥取県、香川県と近畿・東海の各府県に移入)、北米大陸(移入)、ヨーロッパ(移入)、アジア(移入)、アフリカ(移入)

ヌートリアは南アメリカ原産の齧歯目(ネズミ目)の哺乳類だ。
毛皮をとる目的で北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界中に移入され、日本でも広島県、岡山県、大阪府、京都府、島根県、香川県と近畿・東海の各府県に生息している。
日本ではイネなどの作物を食害する害獣、また日本の在来生物の生存を脅かす害獣とみなされ、外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)によって特定外来生物に指定されている。このため無許可でヌートリアを生きたまま飼養・保管・運搬・輸入することが一切禁止されている。
一方まるでビーバーのような愛らしい姿から、餌を与えられたり可愛がられることもあるようだ。
初めてヌートリアを見たのは島根に引っ越してきたばかりの18歳のころ。夜、街を流れる水路の水面に巨大な何かが泳いでいるのが見え、釘付けになった。どうやら哺乳類のようだが、思い当たる生き物がさっぱりない。後に人からヌートリアという聞きなれない生き物だと教わり、かなり衝撃を受けたことが今でも忘れられない。
本種は水辺から離れずに暮らす哺乳類であるため、水辺の調査をしていると見かけることがある。
ヌートリアが在来生物の生態系に与えるダメージは決して無視できないほど大きなものになっている。可愛いからといって決して餌を与えないようにしてほしい。かわいそうだが、ヌートリアは日本から根絶されなければいけない種なのだ。

ヌートリアの大きさ

2011.1.28. 鳥取県/米子市/米子水鳥公園 

■ヌートリアの大きさ

ヌートリアは齧歯目(げっし目)に属する。
つまりおおまかに言えばネズミの仲間だ。
後ろにいるオナガガモと比べるとこのネズミの大きさがよく分かる。体重は5~9kgとかなり大きい。

水面を泳ぐヌートリア

2011.1.28. 鳥取県/米子市/米子水鳥公園 

■水面を泳ぐヌートリア

水面をすいすいと泳ぐヌートリア。
顔といい、泳ぎ方といい、尾以外はアメリカビーバーにそっくりだ。

ヌートリアの糞

2011.1.28. 鳥取県/米子市/米子水鳥公園 

■ヌートリアの糞

まるでソーセージのような面白い形をしたヌートリアの糞。
水辺にこのような糞が落ちていればそのエリアにヌートリアがいるということだろう。

ヌートリアによって食害されるドブガイ

2011.4.30. 島根県 

■ヌートリアによって食害されるイシガイ科の貝

ヌートリアの主食は水生植物などの茎だが、ヌマガイなどのイシガイ科の貝を食害することでも知られる。
ヌマガイなどのイシガイ科の貝は淡水の川の泥底に住む二枚貝で、タナゴ類など魚類の繁殖場として欠かせない動物だ。
大食漢のヌートリアが成長の遅いこれらの貝を捕食すると、あっというまに貝が姿を消し、それを利用する魚の姿も姿を消すことになってしまう。

 

眼遊記

146 米子水鳥公園 ~大当たりの撮影~

 

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