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ツシママムシ (Tsushima Island Pitviper)

Gloydius tsushimaensis

ツシママムシ (Tsushima Island Pitviper)

2017.9.8. 長崎県/対馬市

分布:日本(長崎県対馬市)
地方名:まむし(長崎県)

ツシママムシはその名のとおり、世界でも対馬にのみ生息する貴重なヘビだ。学名にも Gloydius tsushimaensis(グロイディウス・ツシマエンシス)と、対馬の名前が入っている。海に囲まれた対馬には数々の固有種が生息しているが、本種はその中のひとつになる。
そんな希少なヘビだが、対馬では本州でニホンマムシに遭遇するよりも遥かに高確率で遭遇することができる。ニホンマムシ同様毒牙をもち、性格は攻撃的であるため、対馬の人は本種をみつけると迷わず退治するようだ。
仕事で対馬に訪れた最後の夜、どうしても本種の写真が撮りたくて民泊先の御主人と一緒に夜の林道を探した。車で2時間くらい探しただけで3個体に遭遇。やはり個体数は多い。
本種はもともとニホンマムシの一個体群とされていたが、1994年に別種となった。実際に身体の大きさ、模様、舌の色などがニホンマムシと異なっている。

正面からみたツシママムシ

2017.9.8. 長崎県/対馬市 

■正面からみたツシママムシ

深夜、林道でじっとしていたツシママムシをみつけて撮影した。
正面に回ってみると意外にも愛嬌のある顔で驚いた。

ツシママムシの頭部の形

2017.9.8. 長崎県/対馬市 

■ツシママムシの頭部の形

急にライトで照らされて不快だったのか、林道から林の中へと逃げる途中のツシママムシ。
頬が膨らみ頭部の形はまさに三角形。この状態は威嚇するときなので、イライラしているのかもしれない。

ツシママムシの舌

2017.9.8. 長崎県/対馬市 

■ツシママムシの舌

ツシママムシの舌。ピンク色をしているのが特徴だ。一方、ニホンマムシの舌は黒くなる。

林に戻っていくツシママムシ

2017.9.8. 長崎県/対馬市 

■林に戻っていくツシママムシ

林に戻っていくツシママムシ。
ニホンマムシは驚くと一目散に逃げていくが、ツシママムシはしばらく考えて、ダメだと判断したら逃げていくような印象を受けた。

林道で遭遇したツシママムシ

2017.9.8. 長崎県/対馬市 

■林道で遭遇したツシママムシ

車を走らせていると、道路の真ん中に50cmくらいの細長いものが落ちていた。これがツシママムシ。
対馬で夜車を走らせているとかなりの確率で目撃することができる。

林道で遭遇したツシママムシ

2017.9.8. 長崎県/対馬市 

■ツシママムシの頭部

ツシママムシの頭部。
眼のすぐ前にある穴はピットと呼ばれる器官。
ピットは赤外線を感知し、獲物から発生する熱をサーモグラフィーのように的確に把握することができる。
攻撃的なツシママムシに近寄るのは怖いので、400mmの望遠レンズを使い離れて撮影した。

 

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