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動物界(Animalia) >> 脊索動物門(Chordata) >> 軟骨魚綱(Chondrichthyes) >> トビエイ目(Myliobatiformes)
>> アカエイ科(Dasyatidae) >> アカエイ属(Dasyatis)
<57.0cm・体盤幅29.0cm・メス> マス網 2005.7.14. 島根県/松江市/富士見町/中海
分布:日本(全国)、韓国、台湾、中国(渤海・黄海・東シナ海・南シナ海沿岸)、タイ <水深3m~780mの砂底域 汽水~海水性>
アカエイは日本の沿岸でもっともよくみられるエイの仲間。
それほど赤くないのにアカエイという名前に若干違和感を覚えるが、英名もRed Stingrayとなっている。学名の akajei は恐らく「アカエイ」のこと。
アカエイは通常我々が認識している魚のグループとは異なり、軟骨魚綱というサメ・エイのグループに属する。この仲間は骨が軟骨でできているのが最大の特徴だ。またこのグループは浸透圧を海水に合わせるために体内に尿素を蓄積している。死ぬと尿素が分解されて強いアンモニア臭がすることで知られる。
冷蔵、輸送機能がなかったころは、腐りにくい性質を逆に利用して、山間部で食べることのできる貴重な海水魚として利用されていた。
アカエイは軟骨魚類の中でも比較的アンモニア臭は少なく、食べやすい魚。
から揚げや煮つけ、エイヒレなどにして賞味される。
ムチのような尾部には鋭い剣状の棘が1~2本ある。これには毒があり、刺されると強烈な痛みに襲われる。オーストラリアでは「クロコダイルハンター」ことスティーブ・アーウィン氏が巨大アカエイを捕まえようとして胸を刺され、死亡した例もあるので注意が必要だ。
<57.0cm・体盤幅29.0cm・メス> マス網 2005.7.14. 島根県/松江市/富士見町/中海 |
■アカエイの眼と噴水孔アカエイの眼とその横にある噴水孔。 |
<57.0cm・体盤幅29.0cm・メス> マス網 2005.7.14. 島根県/松江市/富士見町/中海 |
■アカエイの体表アカエイの体表の一部は小さな棘で覆われている。 |
<57.0cm・体盤幅29.0cm・メス> マス網 2005.7.14. 島根県/松江市/富士見町/中海 |
■アカエイの毒棘アカエイの尾には長い毒棘があり、これに刺されると激痛に襲われるという。 |
<42.5cm・体盤幅20.4cm・メス> マス網 2005.6.8. 島根県/出雲市/斐川町/宍道湖 |
■アカエイの若魚アカエイの若魚。 |
<42.5cm・体盤幅20.4cm・メス> マス網 2005.6.8. 島根県/出雲市/斐川町/宍道湖 |
■アカエイの腹面アカエイの腹面。 |
<42.5cm・体盤幅20.4cm・メス> マス網 2005.6.8. 島根県/出雲市/斐川町/宍道湖 |
■アカエイの総排出腔アカエイの総排出腔。 |
<36.0cm・体盤幅18.0cm・メス> 釣り 2004.5.29. 鳥取県/境港市/弥生町/境水道 |
■アカエイの若魚アカエイの若魚。 |
<36.0cm・体盤幅18.0cm・メス> 釣り 2004.5.29. 鳥取県/境港市/弥生町/境水道 |
■アカエイの腹面アカエイの腹面は端が黄色くなっているのが特徴。 |
<116.0cm・体盤幅57.0cm・8.8kg・メス> マス網 2006.11.7. 島根県/松江市/手角町/中海本庄工区 |
■大アカエイ全長116cm、重量8.8kgの大型アカエイ。 |
<116.0cm・体盤幅57.0cm・8.8kg・メス> マス網 2006.11.7. 島根県/松江市/手角町/中海本庄工区 |
■大アカエイの毒棘大きなアカエイには毒棘が2本あることもある。 |
<116.0cm・体盤幅57.0cm・8.8kg・メス> マス網 2006.11.7. 島根県/松江市/手角町/中海本庄工区 |
■大アカエイ大アカエイ。 |
水深2.0m 2008.7.23. 島根県/松江市/馬潟町/大橋川 |
■水中のアカエイ水中のアカエイ。 |
マス網 2005.7.19. 島根県/松江市/富士見町/中海 |
■漁獲されたアカエイ漁獲された大型のアカエイ。 |
2005.7.22. 島根県産 |
■アカエイの煮つけアカエイの煮つけ。 |
2005.7.22. 島根県/松江市 |
■アカエイの煮つけアカエイの身の断面。 |
写真提供
2017年3月26日 |
2017年1月10日 |
P68,P69 |
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